2鞍目はマンツーマン、幸さんです。「さち」と読みます。元男子です。幸さん大好き、うれしい。
幸さんは本当にお久しぶり。というのも、幸さん、ちょっと足を悪くしていてあまりレッスンに登場しないのです。
幸さんは大きい。多分クラブ一番。騎乗するときの踏み台も、他のお馬に利用しているビールケースを2個重ねたものになります。
そして大きい躰に相反して、かわいい心を持っている子です。今日の1鞍目のカルマは、甘えん坊がゆえのわがままな感じがしますが、幸さんは素直な甘えん坊で人が好き。NGなところ1個もなし!の私の大好きな子です。
レッスンでは「斜めに手前を変え」という号令に、私、うっかり蹄跡で元の手前に入ってしまいましたが*1、やり直しもちゃんと動いてくれるし、止まることもないし。
スムーズにレッスンが進んでいるので、先生はいろいろなことを教えてくださいます。蹄跡の上を馬の頭が通るように、内側に入るときは内側の足を動かすように。
すると隅角もきれいに進めることができました。楽しいなぁ。
ところが中休憩の後、速歩で数周まわったところで、幸さん、前足が1回がくんっとなりました。
あ、足、どうしよう。と思ったら、先生が「前によく進めながら、頭の重みの1割だけを手綱で支えて。馬の口から一直線にその重みを肘、肩、背中、腰と受ける。重たいものをもって前に運んであげているイメージ。そうやって鬣が斜めになるように上げさせて」と指導。
すると、足並みが崩れることもだいぶなくなりました。
「馬場馬術ではもっと頭の位置を上げさせる方が点数が高くなるんだけど、今はそのくらいで十分」とのこと。
- 馬は頭が重く、重たい頭が持ち上がると前足が上がり後ろ足に体重がかかる。
- 頭を上げるためには前に進めて、手綱で頭の重みの1割だけを持つ。
- 手綱は馬の口から一直線に繋がり、肘、肩、背中、腰につながって支える。
- 前足が上がると進みやすくなる
- 曲がるときも曲がりやすくなる。
- 馬の形もきれいになる
ほーう。全部つながっているんだな。
そうよね。馬場馬術競技中のお馬さんたちも、口元はぐっと下を向いているけど、頭の位置は高いものね。
さて、楽しいレッスンも終わり、幸さんありがとう。足お大事にね。と下馬するとき、その大きさを思い出します。
地面が遠い!
おまけ:
先生のお言葉
「レッスンでできなくていいんだよ。できないから練習しているんだからね。」
(いい言葉やー)
*1:乗り手がおばかさん