先日、NHK朝の情報番組「あさイチ」の「始めたい趣味を代行してみる」という特集の中で、乗馬を扱っていました。
鈴木アナウンサーが千葉のクレインに行って実際に体験乗馬レッスンを受けていらっしゃいました。楽しそうにレポートし、最後にお馬ちゃんかわいい、好き、とおっしゃって下さって、そうでしょそうでしょ!と思わずTVに向かってニコニコ。
オリンピックの「初老ジャパン」の活躍で、乗馬を始めようかな、と思われる方が最近増えているそうです。どんなスポーツでも発展のためにもすそ野が広がるということはとても良いことなのだと聞きました。
もちろん発展のために良いということはわかるのですが、乗馬に関しては乗馬人口が増えることはそれ以上に影響があるように思えるのです。
乗馬クラブのお馬ちゃんは競走馬育成から外れてしまったり引退したりした子たちが多くいます。
引退も含め競馬界から外れたお馬たち年間数千頭は、
1)養老牧場でのんびり暮らす
2)生産のためのお馬となる
3)乗馬クラブなどに引き取られてお仕事をする
4)食用
となるそうです。このうち一番多いのが4番目の食用。
こう聞くとなんとなく食用になるよりは乗馬クラブで生活してお仕事するお馬が多いほうがいいような気がしてしまいますし、その機会が増えるなら、乗馬人口が増える方がいいよね、と思えてしまうのです。
とはいえ、新規会員をやたらと増やすことによって、虐待ともいえるほど1日に何回も騎乗させてしまうということも考えられます。クラブによっては、これなら食用にしてあげた方が幸せだったのではないかと思われるような酷い扱いしているところもあると耳にしたことがあります。
乗馬界隈のカーテンをちらっとめくってみているくらいの私が、こんな難しい話を偉そうに語ることはできませんが、いろいろと考えさせられた朝でした。
少なくとも、私と出会ったお馬たちが幸せであることを心から祈っています。
そういう騎乗ができるよう、努力しなくちゃ。
みんなみんなかわいい。